─激愛─
「おはよう」







今日も朝、先生は校門に立っていた。







「おはよう御座います!」







なるべく、昨日のことを思い出さないように先生に明るく振舞って足早に教室に向かう。







ふと後ろの方で佳織の声がして振り向いてみたけれど佳織はいなかった。







「おはよう」







教室に入って友達に声をかけていくけれど、佳織の姿は見当たらなかった。



< 258 / 450 >

この作品をシェア

pagetop