─激愛─
「ん?誰か呼ん…。あ、小木じゃないか!」







私は少し愛想笑いをして先生を見る。








─────まさか…、先生が浮気…?







なんて、不安が不安を呼び、私はその場に固まった。









「ん?小木、どうかしたか…?」







先生は不思議な顔をして私の顔を覗き込んだ。







「先生の家に…、今日行ってもいいですか…?」






確か前、佳織から「先生は一人暮らしなんだって!」って言ってたはずだから、無理だったらなにか理由があるはずだ。








例えば…、女の人が部屋にいるとか…。






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