─激愛─
「さあ、行くか…。」







憐の家の敷地に足を踏み入れ、玄関にあるチャイムを鳴らした。







「はーい…。」







中から憐のお母さんの声が聞こえて俺は少し緊張する。







「ガチャ…」







「あ、和真君。なんか用かしら?」






目の前に現れたのは、若々しい憐のお母さん。






いつも来るたびに見た痣や、傷がひとつもなかった。
< 309 / 450 >

この作品をシェア

pagetop