─激愛─
「ふふ、冗談よ。優希ちゃんは今頃、大学でも行って幸せに暮らしてるんじゃないかしら?







貴方と同じように。ね?







あ、でも…、5年ってそろそろ経つかしら…?」








5年…。







確か俺達が16歳の時にあった出来事で…、今確か俺は21歳…。







「あと何ヶ月かですね。」







「もうそんなに経つのね…。」







「はい、そうですね。憐が出る前に優希を探したいのでこれで失礼しますね。」








「あ、はい。憐には気をつけてね。あの子、何するか分からないから…。」







「はい。では。」







そういって、憐の家を後にした。
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