─激愛─

｢そういえば、お姉ちゃん。｣







｢ん?何?｣







｢凜ちゃんはどうしたの?｣







｢あー、凜?なんか家帰ってこないからさー。まあ彼氏でもできたんじゃない?｣







｢誘拐とか…?｣







軽く受け流す私とは大違いで鈴は大変そうな顔をして慌しく部屋をうろうろとした。







｢そんなに心配しなくたって…!ほら、鈴だって高校の頃彼氏と一緒にいたとかで無断で彼氏の家泊まってたでしょ?






それと一緒でさー、凜もきっとそういう年頃なんだよ。多分。｣







｢お姉ちゃんの多分はダメなほうの多分!






私心配だから探してくる!!｣