─激愛─
「さて、そろそろ凜ちゃん探しに行く?」







「そーだね。でももしかしたら家にもう帰ってきてるかもしれないから一回家寄ってからでいいかなー?」







「了解、了解」







一通り家の中を見回り、家を出ようとしたときだった。








「ガサッ…。」








「えっ…、何??!!」








いきなり目の前に袋が現れた。いや、現れたというよりは降ってきたのだろうか。








真っ白なレジ袋が暗闇でかすかに見えて気味が悪いと感じた。








「お姉ちゃん、これ何?」







「分かるわけないでしょ!」







怒りながらも、不安とほんのちょっとの恐怖が私達を襲った。
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