─激愛─
「なんだ。それならよかった。」








「まあ、少しは傷ついたけどな。」








そう言って和真は少し痛そうな顔をしてまた右の腕をおさえた。








─────そういえば…。








「鈴、車の鍵貸して?」







「ちょっと待って、んーっと…、はい!でも、鍵なんて何に使うの?」







「ちょっと待ってて。」








そう言って、鈴の車へと駆ける私。








急いでドアを開けて、助手席に置いておいた鞄をあさると見つかった。
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