─激愛─
少し驚きつつも、心配する暇もなく私は凜を寝ている状態からおこした。








「凜、大丈夫?立てる?」









「はい…。」










他人行儀にそいって凜は立ち上がって憐のもとに歩いていった。











「凜、どうしたの?こっちにきなさい!」











大きな声を出しても凜は聞く耳持たずそのまま憐に抱きついた。











─────どういうこと…?










「ごめん、こういうこと。じゃあな、ははっ。」










笑って憐はそのまま凜の髪の毛を撫でて部屋の奥へと行ってしまった。
< 398 / 450 >

この作品をシェア

pagetop