─激愛─

○○●○○●●○

「どうする?凜か、自分か。優希親だよな?お母さんだよな?ははっ。」









「最低…!」










でも──────────。










「凜、ごめんね?お母さん、もう家帰れないかも…。」










そう言って私は凜の額にキスをして、隣にいる憐のほうを向いた。










「凜をもとに戻して?家に帰してあげて。あと、優華って子も…。代わりは私がするから。」










「そうすると思ったっ。じゃあとりあえず、コレ着けて?」










そいって憐から渡されたもの、それは数年前に見た首輪だった。










「凛の前でそんな…!せめて場所を変えて。」









「仕方ねえな…。凛は俺が送ってくから、ちょっと待ってろ。それならいいだろ。」










「うん…、できたら家に返してあげて…。」










「分かったよ、ちょっと待ってろよ。」










そう言って憐は凛を連れて行った。
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