あなたを忘れたいのに・・・
ある日の放課後、私と瑠衣は、2人でお気に入りのカフェに来ていた。


「ねぇ、美羽はさ、学校で好きな人できた?」


いきなり瑠衣に言われ、私は咳込んでしまった。


「大丈夫?」


「瑠衣が急に言うからでしょ!」

「ごめんごめん(>_<)

でもさ、もうそろそろ恋してもいいんじゃな
い?

だって、美羽はさ、もう何年もずっと抱え込
み過ぎて、こんなに可愛いのに、今だに彼氏1
人できてないなんて考えられないよ!」


「うん、私も忘れられるなら、今すぐ忘れたい
よ。

でも、心の中では忘れちゃだめ!って
言ってるみたいで、どうしてもむりなの…」


「ああ、もう焦れったいなー!
忘れたいなら、告ってきた子を片っ端から付
き合って、この人なら忘れられそう、て思っ
ったらそれでいいじゃん!

こんな可愛い子が付き合ってくれるなら、男
はすぐに喜んでなるよ!」


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