IZIME

「今日はありがとうございました」

家の前に着くと私はシンさんに
ペコリとお辞儀をした


「いえいえ、じゃあまた学校で合ったら声掛けて」


それじゃあね、と
シンさんは行ってしまった


私はシンさんの背中が
見えなくなるまでその場で見送る


「―あっ」


シンさんの姿がちょうど
見えなくなった頃

フ、と疑問が浮かんだ


"オルヴァリ"って何だったんだろう


「…今度シンさんに合ったら聞いてみようかな」


そして、私は家の中へ入っていった

< 117 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop