IZIME

「―ねぇ、あれ姫乃じゃない?」

しかし、1人の子が
私の姿を捉えた

「あっ…」

いつもと違う恐りを露わにした視線に
体が硬直した

その子はズカズカと
私の前まで来ると


―パンッ


「いっ…」

「あんた、さいってーだよ!!!」

怒声と共に平手打ちを飛ばした

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