IZIME

「…姫乃狩りスタートッッ!!」


―ヒュッ


「!」

誰かの声と共にパンッと
頭に何かが投げつけられた


投げつけられた『何か』は
冷たくドロリッと髪の毛先を伝い
床に落ちる


「これ…卵っ…?!」


ぬるりとした触感と
不気味に混ざり合う黄身の色に
ゾクッとした

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