IZIME

「―っ!」

私は居たたまれなくなり
教室を飛び出した

ヒラヒラと雑巾が
床に落ちる

教室を出ても
みんなの笑い声が聞こえた


―なんで?なんで私がっ…


私はそのまま女子トイレに
逃げ込んだ

そのまま空いている個室に
入り込み鍵をしめる


カチャリッという鍵の音が
聞こえると安堵のため息が零れた

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