IZIME

―ガラッ

「留美~、来たぜぇ~」


教室に入ってきたのは
4人の男子

しかも
全員3年生のようだった


留美は教壇に座り
足をプラプラさせながら

プクッと頬を膨らませる


「遅い~待ちくたびれたにゃ~」

「バーカ電話して1分も経ってねぇだろ~…で、留美の言う『マワシテ ホシイ』奴って誰?」


先輩の視線にビクッと
体が硬直する

千絵、ユイ、江利も
少し怖気づいていた

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