IZIME

「あの子ぉっ」

留美はピッと私を指さした


抜かりなく塗られた
真っ赤なネイルが恐ろしく感じた


「おい、あいつってもしかして噂の…」

「そぉ。姫乃ちゃぁん」


先輩たちはそれを聞くと
目を丸くした


「マジで!?」

「うわ~裏サイトで噂の子かぁ!」


先輩たちは口々にそう言った

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