IZIME

「あ、ごめん。嫌だった?」

千絵は不安そうに
少し顔を曇らせた


私はあわてて首を振った


「ぜんぜん!・・・嫌じゃない・・・寧ろ嬉しいよ…!」

「本当に?あーよかった!じゃあ・・・よろしくね姫乃!」


―姫乃・・・


名前で呼ばれて私は嬉しくなった




「うん!よろしく、千絵!」




私達はこの日から友達になった


それから私達は
いつでも一緒


昼食も
移動教室も

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