あの時とこれからの日常
海斗のまったく取り合わない態度に
「ねえ、莉彩。前言撤回。やっぱ飲み行こう。愚痴たくさんあるわ」
再び莉彩に向き直る
「あー、はいはい。おごってくれるなら行ってやってもいいけど?」
「む…、莉彩って飲兵衛だからな。結構高くつくのよね」
料金の7割は莉彩分と言っても過言ではないかも知れない
「だから聞いてやるって言ってるのに」
横から海斗があきれた口調で見下ろしてくる
「聞いてやるって言い方からして上から目線だわー、全然自分への愚痴だって自覚ないでしょ」
「さあ、どうかな」
肩をすくめる海斗とその横でじっとりと海斗を睨むしるふを
ナースステーションの内側から眺める莉彩は、
ふ、と息をつきつつ、こういう落ち着き方もありなのかもしれない
と一人ごちるのだった
そんなこんなのバレンタイン 完
「ねえ、莉彩。前言撤回。やっぱ飲み行こう。愚痴たくさんあるわ」
再び莉彩に向き直る
「あー、はいはい。おごってくれるなら行ってやってもいいけど?」
「む…、莉彩って飲兵衛だからな。結構高くつくのよね」
料金の7割は莉彩分と言っても過言ではないかも知れない
「だから聞いてやるって言ってるのに」
横から海斗があきれた口調で見下ろしてくる
「聞いてやるって言い方からして上から目線だわー、全然自分への愚痴だって自覚ないでしょ」
「さあ、どうかな」
肩をすくめる海斗とその横でじっとりと海斗を睨むしるふを
ナースステーションの内側から眺める莉彩は、
ふ、と息をつきつつ、こういう落ち着き方もありなのかもしれない
と一人ごちるのだった
そんなこんなのバレンタイン 完