あの時とこれからの日常
「やっほ」
最近はERに居ても顔を合わせることのない海斗に小さく微笑みかける
昨日はしるふが当直、海斗も副医院長室にこもっていたため実に丸一日ぶりの再会だ
新婚早々それは頂けないような気がするが、当の本人たちがあまり気にしていない
「親父」
海斗の険のある視線が飛ぶ
「立花さんには弱いだろう?手伝ってもらわない手はない」
あっけらんかと答えるところ、さすが父親ということろか
ふざけんなよ
と視線だけで抗議するが、信次はまったく堪えている様子はない
以前よりもだいぶ二人きりでも会話をするようになったというか、親子としての雰囲気を醸し出し始めた二人にしるふはうれしそうに微笑む
「で、なんだっけ。副医院長就任祝宴会?」
海斗の隣に座りながらテーブルに頬りだされた資料を手に取る
ぱらぱらと資料をめくり、概要と日にちと参加予定者の名前を眺めていたしるふは、
「へー、いいね。出ようよ」
と、隣の海斗を振り仰ぐ
最近はERに居ても顔を合わせることのない海斗に小さく微笑みかける
昨日はしるふが当直、海斗も副医院長室にこもっていたため実に丸一日ぶりの再会だ
新婚早々それは頂けないような気がするが、当の本人たちがあまり気にしていない
「親父」
海斗の険のある視線が飛ぶ
「立花さんには弱いだろう?手伝ってもらわない手はない」
あっけらんかと答えるところ、さすが父親ということろか
ふざけんなよ
と視線だけで抗議するが、信次はまったく堪えている様子はない
以前よりもだいぶ二人きりでも会話をするようになったというか、親子としての雰囲気を醸し出し始めた二人にしるふはうれしそうに微笑む
「で、なんだっけ。副医院長就任祝宴会?」
海斗の隣に座りながらテーブルに頬りだされた資料を手に取る
ぱらぱらと資料をめくり、概要と日にちと参加予定者の名前を眺めていたしるふは、
「へー、いいね。出ようよ」
と、隣の海斗を振り仰ぐ