あの時とこれからの日常
目撃した肩を並べ帰宅する二人の背を驚きとともに見送った記憶がよみがえる
「うっそ!そんなに早く!!」
タッチパネル式の注文画面で生ビールを追加しながら飯田が頷く
「そうよー。医局長はよく黒崎先生をからかって遊んでるわよ。さすが医局長」
うそだー
机に突っ伏してしまったしるふの肩を慰めを込めて叩きながら
「大丈夫。医局長の矛先がしるふに向くことはないって。てか、その後に確認したら黒崎先生、私になんて言ったと思う?」
「……ばかじゃないのか、とか?」
あの海斗が、そういう話題に真面目になるわけがない
「なんだ、飯田ならとっくに気が付いてたと思ってたけど、よ?」
だー、何様なのあの男!!
勢いよく空にされたジョッキが、ドン、とテーブルと音を立てる
ああ、割れたりなんてしてないだろうか、と首をもたげて
ビールジョッキの底を確認する
「うっそ!そんなに早く!!」
タッチパネル式の注文画面で生ビールを追加しながら飯田が頷く
「そうよー。医局長はよく黒崎先生をからかって遊んでるわよ。さすが医局長」
うそだー
机に突っ伏してしまったしるふの肩を慰めを込めて叩きながら
「大丈夫。医局長の矛先がしるふに向くことはないって。てか、その後に確認したら黒崎先生、私になんて言ったと思う?」
「……ばかじゃないのか、とか?」
あの海斗が、そういう話題に真面目になるわけがない
「なんだ、飯田ならとっくに気が付いてたと思ってたけど、よ?」
だー、何様なのあの男!!
勢いよく空にされたジョッキが、ドン、とテーブルと音を立てる
ああ、割れたりなんてしてないだろうか、と首をもたげて
ビールジョッキの底を確認する