私が拾った動物達
返事がないのであたしはもう一度声をかけた。

「もうすぐ迎え来るからねーちょっとだけ待っててね⁇」
そう言いながら髪の毛をそっと撫でた。
「ん"ー……」
男の人はうなりながら手を掴んできた。

どきっ…
なんか恥ずかしぃ…

ドキドキしながらじっとしてると、
「華流亜様ー‼」
と言いながらこちらへ走って来る岩っちが見えた。

「岩瀬っちこの人達あたしの家までよろしく。」

「かしこまりました。では、こちらの二人を後ろの車へ、そちらの二人を華流亜様とご一緒でよろしいでしょうか⁇」
「ぅん、そうしてー。」

あたしがそう言うと岩っちは周りの人達に指示をだし、背の高い人と茶髪の人が連れてかれた。

その次はあたしの側のイケメンさんとかわいい子を連れていった。

そしてあたしは岩っちの近くに行ってお礼を言ったあと車に乗った。

いつもは後ろだけど、今日は助手席だ。
あたしが座り込むと、それでは発車いたします。と運転手さんが言って車が走りだした。


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