恋愛人生


さっきまで雑誌を読んでいた親父がちらちらと俺の方を見ていた


「「ははっ、バレたか!でもいいことだぞ!昔は母さんと手を繋いだものだ」」


『ふふっ、懐かしいわね』


親がイチャつく時ほど見たくないものはない



「ごちそうさま!俺自分の部屋行くから!!」


後ろを向いていてもわかる強い視線を感じながらそそくさと自分の部屋へ行った



「まさか見られてたとはー‥」



ため息をつきながらベッドにダイブする



「んー?携帯光ってる‥メールか」


のそのそと動いて携帯を取った



「お!!ははっ」


誰からメールが届いたか知るとつい嬉しくなってしまった



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