秘めた想い〜教師の俺とお前〜
次の日、案の定校長に呼ばれた。
「平岡先生、ある女生徒から先生が生徒と付き合っていると聞きましたが、本当なんですか?」
校長は真っ直ぐ俺を見て聞いてきた。
芽依とのことを否定はしたくない。
そんな気持ちで付き合っているわけじゃないから。
『もし、事実だとしたらどうなさるおつもりですか?』
教師だって、人間だ。
好きになったのが生徒だっただけ。
世間体は良いとは言わないが・・・
「残念ですが‥やめてもらうしかありませんね。」
やっぱり、そうか。
「相手は誰なんですか?」
『言えません。』
「はぁ…先生には、取り敢えず3日謹慎していただきます。」
仕方ない。
覚悟はできていたことだ。