秘めた想い〜教師の俺とお前〜

──ピンポーン──



「いらっしゃい♪先生。」



『お邪魔します。』





俺は、リビングに行き挨拶をした。



お父さんは俺の顔を見るなり

「春樹、どうした!暗い顔して」




苦笑いしかできない……




『すみません‥芽依さんから話は伺っていると思いますが‥‥』




「ん?校長先生は芽依とのことを認めてくれるとおっしゃっていたが‥」






…………え?…………




お父さん、お母さん、芽依の三人は笑顔で俺を見てくる。






意味がわからない………





どうゆうこと?





「先生、お父さんとお母さんが校長先生に話に行ってくれたの。だから、大丈夫だよ!担任の松岡先生も結婚式呼べよって言ってた‥」





その言葉を聞いて俺は、芽依を抱き締めた。





『芽依‥ごめん…、俺‥何にもできなかったな…』



悔しさと、お父さんとお母さんの愛情が伝わってきて……涙が止まらない……



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