秘めた想い〜教師の俺とお前〜
そしてすぐに視線を水川に戻した。
水川は真っ赤な顔をして俯いていた。
…………ったく(笑)
世話がやける(笑)
でも、その先にあるアイツを見つめている視線を見つけてしまったんだ。
さっき、一緒に楽しそうに話していた男だ。
俯いたアイツを切なそうに見ていた…
もしかして、水川が好きなのか?
そんなことを考えてその光景を見ていると、男と目があい、俺を睨んできた。
確信した。
あの男は水川が好きなんだ。と……
そして、水川が俺を好きだと言うことも。
もしかしたら、俺が水川を好きなことも気付かれた?
睨むアイツから目を逸らしちゃいけないと俺は思った。