秘めた想い〜教師の俺とお前〜
時計の針は、もうすぐ7時を指そうとしていた。




『そろそろ帰るか、門のところで待ってろ』






俺は、職員室に戻り、車の鍵とコートとカバンを持って他の先生方に挨拶をして帰ろうとした。




そしたら、話し好きの先生に捕まった‥‥






「平岡先生、お帰りですか?」



『えぇ、お先に失礼しま‥‥』


と言い終わる前に‥


「しかし、先生は生徒からモテますね〜、うちのクラスの女子も先生で騒いでいますよ(笑)」




『はぁ……』




「若いっていいですね〜」




〜〜!!




『すみません‥急いでいるので……』



「あっ、足止めさせてすみませんね。お疲れさまでした」





『お疲れさまです!』





俺は、走って車に向かった。






寒いのに…芽依を待たせてる……


< 87 / 145 >

この作品をシェア

pagetop