Esperanto〜背徳の過去〜
紅歴3107年・真の月
調査報告感謝する。
貴殿の報告書はとても詳しく、我々の考えの及ばないところにまで踏み入っていた。
Austinについては、我々natureとは違う進化を遂げ彼等独自の生態系を築いていることがわかった。彼等は互いの粘膜を触れ合わせることでその命を紡いできた。貴殿らが監視している検体0056〜0058に関しては驚くべきことも新たになった。
貴殿らの気になる点は、恐らく我々と同じことだと思う。順を追って説明していくので今後の連絡を待って欲しい。
口が滑るとは、また面白い。
まぁ、私と貴殿の仲故他言無用としておこう。
では、次の連絡を待つ。
紅歴3107年・封
追伸.
『例の件』に関しては、試作段階まで進んだ。試作品を同封するので、好きにして欲しい。