放課後演劇部。
連れていかれたのは人気のない
ごみ置き場。
「ご用件はなんでしょうか?」
「君、鏡賀姫琉?」
「何言ってるんですか?」
この前会ったじゃないの。
めっちゃ話したじゃない。
「お前がそうかっていってんの!」
怒鳴りやがった、この野郎。
「そうですけど。」
「じゃあ、弥生って君の姉?」
「そうですよ、あんまり覚えてないですけど。」
「どういう事かな?」
嘘で固めていくしかないね。
知ってるなんて言ったらややこしい。