放課後演劇部。






「サボり??」

「野暮用で少しの間だけお世話になろうかと。」

「ふーん。」


いやいや、そんなことよりですね!


「どうして制服着てないんですか!」


いくら不良といえども、翔二でさえ、制服はきているのに!



「長居ができないからだよ。
 見つかるとまずいんだ。」

「どういうことですか、
 この前みたいに追いかけっこでもしてるんですか?」

「それに近い。
 姫琉、今日は俺のいう事聞いてくれ。」


「何をです?」


私の腕を掴んで目を見つめられる。


「今日は何があっても早く家に帰れ。」





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