gardenquartz 小さな楽園
flee fire zone!
俺はさっき店で碧さんから渡されたマッチ箱を取り出した。
マッチ箱は真っ黒に金の筆記体で《flee fire zone》と書かれていて、銀の文字で電話番号が書かれている。マッチ箱にしては随分高級感が漂う。
『随分物騒なネーミングだよな。』
修利がマッチ箱を覗き込み言った。
【発砲自由地帯】
直訳するとそうなるが、要は無法地帯って意味だ。
俺はボンヤリ碧さんとの会話を思い出していた。
『退屈をぶっ飛ばしてみない?』
俺と修利はウンザリする位同じ毎日が嫌だったので、その言葉でワクワクと好奇心がどんな感情より勝っていた。
碧さんがカウンター内から出て、外へのドアを開け、蹄鉄を持って扉を閉めて鍵をかけた。
その仕草で俺達は危ない臭いを嗅ぎ取ったけれど、その危ない事を時々したくなる。
碧さんはドアの内側の扉の取っ手に蹄鉄をかけてカウンター内に戻った。
俺達は碧さんが口を開くのをウズウズしながら待っていた。
マッチ箱は真っ黒に金の筆記体で《flee fire zone》と書かれていて、銀の文字で電話番号が書かれている。マッチ箱にしては随分高級感が漂う。
『随分物騒なネーミングだよな。』
修利がマッチ箱を覗き込み言った。
【発砲自由地帯】
直訳するとそうなるが、要は無法地帯って意味だ。
俺はボンヤリ碧さんとの会話を思い出していた。
『退屈をぶっ飛ばしてみない?』
俺と修利はウンザリする位同じ毎日が嫌だったので、その言葉でワクワクと好奇心がどんな感情より勝っていた。
碧さんがカウンター内から出て、外へのドアを開け、蹄鉄を持って扉を閉めて鍵をかけた。
その仕草で俺達は危ない臭いを嗅ぎ取ったけれど、その危ない事を時々したくなる。
碧さんはドアの内側の扉の取っ手に蹄鉄をかけてカウンター内に戻った。
俺達は碧さんが口を開くのをウズウズしながら待っていた。