gardenquartz 小さな楽園
先頭は碧子、修利、キャット、最後尾を俺で進むことになった。
碧木とキャットはまだ通気口でも余裕はあるだろうけど、男の俺や修利にとっては狭い。
出来るだけ音をたてず4人は通気口を進んだ。
まるで迷路だ。
所々に部屋が覗けるので、その点では見取図が無くても、進んだ所の場所は頭の中で組み立てれば、地図が出来る。
途中、上下に行ける場所が数ヵ所あったので、チェックして1階の部屋全体を隈無く進んだ。
1階には大した収穫が無かったので、上下に行ける通気口の所でどうするか、碧さん達と話すことになった。
碧さんと修利は上の階を、俺とキャットは地下を降りて進むことになった。
4人は時計を合わせて、2時間後ここで落ち合う事にした。
一応気休めに、キャットがペイント弾の弾で目印をつけた。
先に修利達が上に向かうのを見送った。
修利は上がるときに、チラリと俺を見た。
俺はその目が何かを俺に伝えたいような目付きなのを感じたので、頷いた。
修利はそれを見ると、上に上がっていった。
次は俺達だ。キャットが先で俺が後からついて行く事になった。
下の通気口に降り立った途端、上の方から爆発音がして、通気口が揺れて爆風がモロに入ってきた。
俺達は体を丸くして、爆風に耐えた。
碧さん達は大丈夫なのか?!
俺はキャットを見た。
キャットは視線は前を向いていたが、頭の中であらゆる事態を想定して、どう行動するかを考えていたらしい。
俺を見て、このまま進むことを決断した。
俺も同じ事をしたと思う。
碧さん達は大丈夫だ。
必ず切り抜ける。
それに修利も居るし、ここは自分達のやるべき事を優先しよう。
下の階を進んで行くと、廊下や各部屋は、さっきの爆発で大騒ぎになって、SP達が引っ切り無しに走ったり、騒いでいる。
キャットはそれを慎重に見ながら進んでいった。
キャットが急に止まった。
俺はキャットの前を見たら行き止まりになっている。
少し戻って廊下が見れる所まで戻った。
キャットと俺は廊下の行き来している奴等の会話を聞いていた。
『おい!上はどうなってる?!上から何も連絡がないぞ!!』
『こちらも連絡がつかず、事態を報告するように上から指示があった!!』
『畜生!!負傷者は居るのか?!』
『分からん!!兎に角上の様子を見に行かなければ、上はカンカンになってるぞ!』
どうやら、この建物の通信危機も役に立っていないらしい。好都合だ。
キャットが俺に指示を出した。
右の通気口に向かえとジェスチャーをした。
手近な部屋に降りるつもりらしい。
俺は右の方向に進んで、1つ目の部屋の様子を通気口から慎重に様子を見た。
どうやら部屋と言うより倉庫みたいな場所らしい。沢山の棚に何やら積んである薄暗くこれなら人は滅多に来ないだろう。
況してや、上が騒ぎになっているから余計だ。
俺はナイフを取り出し、蓋が落ちないように片手で通気口の蓋を握り、もう片方の手で通気口の蓋を抉じ開けた。
蓋が外れて、俺は顔を出して再度誰も居ないのを確認して、下に降り立った。
続けてキャットがヒョイと降り立った。
本当に猫みたいに身軽な奴だ。
碧木とキャットはまだ通気口でも余裕はあるだろうけど、男の俺や修利にとっては狭い。
出来るだけ音をたてず4人は通気口を進んだ。
まるで迷路だ。
所々に部屋が覗けるので、その点では見取図が無くても、進んだ所の場所は頭の中で組み立てれば、地図が出来る。
途中、上下に行ける場所が数ヵ所あったので、チェックして1階の部屋全体を隈無く進んだ。
1階には大した収穫が無かったので、上下に行ける通気口の所でどうするか、碧さん達と話すことになった。
碧さんと修利は上の階を、俺とキャットは地下を降りて進むことになった。
4人は時計を合わせて、2時間後ここで落ち合う事にした。
一応気休めに、キャットがペイント弾の弾で目印をつけた。
先に修利達が上に向かうのを見送った。
修利は上がるときに、チラリと俺を見た。
俺はその目が何かを俺に伝えたいような目付きなのを感じたので、頷いた。
修利はそれを見ると、上に上がっていった。
次は俺達だ。キャットが先で俺が後からついて行く事になった。
下の通気口に降り立った途端、上の方から爆発音がして、通気口が揺れて爆風がモロに入ってきた。
俺達は体を丸くして、爆風に耐えた。
碧さん達は大丈夫なのか?!
俺はキャットを見た。
キャットは視線は前を向いていたが、頭の中であらゆる事態を想定して、どう行動するかを考えていたらしい。
俺を見て、このまま進むことを決断した。
俺も同じ事をしたと思う。
碧さん達は大丈夫だ。
必ず切り抜ける。
それに修利も居るし、ここは自分達のやるべき事を優先しよう。
下の階を進んで行くと、廊下や各部屋は、さっきの爆発で大騒ぎになって、SP達が引っ切り無しに走ったり、騒いでいる。
キャットはそれを慎重に見ながら進んでいった。
キャットが急に止まった。
俺はキャットの前を見たら行き止まりになっている。
少し戻って廊下が見れる所まで戻った。
キャットと俺は廊下の行き来している奴等の会話を聞いていた。
『おい!上はどうなってる?!上から何も連絡がないぞ!!』
『こちらも連絡がつかず、事態を報告するように上から指示があった!!』
『畜生!!負傷者は居るのか?!』
『分からん!!兎に角上の様子を見に行かなければ、上はカンカンになってるぞ!』
どうやら、この建物の通信危機も役に立っていないらしい。好都合だ。
キャットが俺に指示を出した。
右の通気口に向かえとジェスチャーをした。
手近な部屋に降りるつもりらしい。
俺は右の方向に進んで、1つ目の部屋の様子を通気口から慎重に様子を見た。
どうやら部屋と言うより倉庫みたいな場所らしい。沢山の棚に何やら積んである薄暗くこれなら人は滅多に来ないだろう。
況してや、上が騒ぎになっているから余計だ。
俺はナイフを取り出し、蓋が落ちないように片手で通気口の蓋を握り、もう片方の手で通気口の蓋を抉じ開けた。
蓋が外れて、俺は顔を出して再度誰も居ないのを確認して、下に降り立った。
続けてキャットがヒョイと降り立った。
本当に猫みたいに身軽な奴だ。