gardenquartz 小さな楽園
碧子達は上の階へ上った。
碧木は違和感を感じていた。大抵は同じ通気口の作りになっているのだが、この建物は全く階によって違う。
修利は気付いていない。
碧子だから気付いた事だ。碧木は慎重に進んだ。
確かに廊下が入り組んでいる。
私が通されたのはこの2階だが、階段を上がって直ぐの部屋に案内されただけだったので、こんなに複雑になっているとは思いもしなかった。
碧木は修利に悟られない様にしながら考えていた。
この作りには何か意図があるに違いない。
あの臆病者のジョナサンの事だ。
突然通気口の2つ先が光った!!
『アッ!!』
碧木は悲鳴を上げて油断していたことが頭を過った!!
両手で顔を塞ぎ後ろの修利を庇うような体勢をした。
熱を持った爆風が碧子を容赦なく襲った。
修利は碧木に何が起こったのか分からず、碧子の下敷きになった。
そして、目の前の視界が薄れて、やがて、何も見えなくなった……。
碧木は違和感を感じていた。大抵は同じ通気口の作りになっているのだが、この建物は全く階によって違う。
修利は気付いていない。
碧子だから気付いた事だ。碧木は慎重に進んだ。
確かに廊下が入り組んでいる。
私が通されたのはこの2階だが、階段を上がって直ぐの部屋に案内されただけだったので、こんなに複雑になっているとは思いもしなかった。
碧木は修利に悟られない様にしながら考えていた。
この作りには何か意図があるに違いない。
あの臆病者のジョナサンの事だ。
突然通気口の2つ先が光った!!
『アッ!!』
碧木は悲鳴を上げて油断していたことが頭を過った!!
両手で顔を塞ぎ後ろの修利を庇うような体勢をした。
熱を持った爆風が碧子を容赦なく襲った。
修利は碧木に何が起こったのか分からず、碧子の下敷きになった。
そして、目の前の視界が薄れて、やがて、何も見えなくなった……。