gardenquartz 小さな楽園
終わりは何時だって
扉が開いたと同時にディーンはモニター室に銃を撃ち込んだ。
キャットも振り向き様にありったけの弾を撃ち込んだ。
俺は2人の背後を援護していた。扉が閉まる瞬間3人は物陰に隠れた。
SP達と撃ち合いになった。
俺はジョナサンが何処に居るのかモニター室を見回した。
ジョナサンはモニター室の階段上のガラス張りの部屋で俺達を見下ろしていた。
その表情は無表情でまるで仮面を被ったかの様だった。
モニター室のSPを片付けると、2人にジョナサンの場所を指差した。
ディーンとキャットはガラス張りの部屋に向かって銃を撃ちつづけた。
防弾ガラスの様で、弾は全てガラスを破る事は出来なかった。
ディーンが持っていた銃を捨てて、モニター室の中央まで歩いて向かい、ジョナサンに向かって叫んだ。
『出て来い!ジョナサン!』
見下ろしていたジョナサンは視界から消えて、扉が開く音がして、螺旋階段から、ユックリディーンの方へ歩いて向かってきた。
キャットは銃を構えたのを俺はそれを阻止した。
キャットは驚いて俺を見た。
俺は静かに首を軽く横に振った。
キャットは銃を静かに下ろした。
俺達も物陰から出て、モニター室の壁にもたれて立った。
ジョナサンは初めから俺達なんて見ていなかった。
ディーンと碧さんしか見ていなかった。
今はディーンしか見ていない。
ジョナサンはディーンの真っ正面に立つと何時もの笑みを浮かべ言った。
『君は何時もそうだった。何でもスルリと切り抜けて来る。相変わらずだな。』
ディーンはジョナサンの目をジッと見つめて言った。
『あぁ。俺の事を一番よく知ってるだろう?』
ジョナサンは視線をディーンから外しモニターの前に歩きながら答えた。
『そうだな。君の事はよく知っている。そして、君が私の所に留まる事をしないこともよく知っている。』
ジョナサンはモニターの前の小さなボタンを押した。
その瞬間ディーンの立っている場所がガラスの筒に閉じ込められた。
『ジョナサン!!』
ディーンは叫んだ。
俺は銃をジョナサンに向かい構えて叫んだ。
『ジョナサン!ディーンを出せ!!』
ジョナサンは俺を無表情な目付きで見て、答えた。
『無駄だ。お前が銃を撃てばディーンは死ぬぞ。』
俺は的をジョナサンから外さず、黙った。
『ジョナサン!!ディーンはどんなことをしても手に入らないわよ!!永遠に!!』
キャットが叫んだ。
ジョナサンは俺に向けた同じ表情をキャットに向けて言った。
『そんな事は初めから知っている。だから、破壊するのさ…。そうすれば、永遠に誰のモノでも無くなるからな。』
『ジョナサン…。』
キャットは銃を下ろして黙った。
その時、シュンと音を立てて扉が開いた。
キャットも振り向き様にありったけの弾を撃ち込んだ。
俺は2人の背後を援護していた。扉が閉まる瞬間3人は物陰に隠れた。
SP達と撃ち合いになった。
俺はジョナサンが何処に居るのかモニター室を見回した。
ジョナサンはモニター室の階段上のガラス張りの部屋で俺達を見下ろしていた。
その表情は無表情でまるで仮面を被ったかの様だった。
モニター室のSPを片付けると、2人にジョナサンの場所を指差した。
ディーンとキャットはガラス張りの部屋に向かって銃を撃ちつづけた。
防弾ガラスの様で、弾は全てガラスを破る事は出来なかった。
ディーンが持っていた銃を捨てて、モニター室の中央まで歩いて向かい、ジョナサンに向かって叫んだ。
『出て来い!ジョナサン!』
見下ろしていたジョナサンは視界から消えて、扉が開く音がして、螺旋階段から、ユックリディーンの方へ歩いて向かってきた。
キャットは銃を構えたのを俺はそれを阻止した。
キャットは驚いて俺を見た。
俺は静かに首を軽く横に振った。
キャットは銃を静かに下ろした。
俺達も物陰から出て、モニター室の壁にもたれて立った。
ジョナサンは初めから俺達なんて見ていなかった。
ディーンと碧さんしか見ていなかった。
今はディーンしか見ていない。
ジョナサンはディーンの真っ正面に立つと何時もの笑みを浮かべ言った。
『君は何時もそうだった。何でもスルリと切り抜けて来る。相変わらずだな。』
ディーンはジョナサンの目をジッと見つめて言った。
『あぁ。俺の事を一番よく知ってるだろう?』
ジョナサンは視線をディーンから外しモニターの前に歩きながら答えた。
『そうだな。君の事はよく知っている。そして、君が私の所に留まる事をしないこともよく知っている。』
ジョナサンはモニターの前の小さなボタンを押した。
その瞬間ディーンの立っている場所がガラスの筒に閉じ込められた。
『ジョナサン!!』
ディーンは叫んだ。
俺は銃をジョナサンに向かい構えて叫んだ。
『ジョナサン!ディーンを出せ!!』
ジョナサンは俺を無表情な目付きで見て、答えた。
『無駄だ。お前が銃を撃てばディーンは死ぬぞ。』
俺は的をジョナサンから外さず、黙った。
『ジョナサン!!ディーンはどんなことをしても手に入らないわよ!!永遠に!!』
キャットが叫んだ。
ジョナサンは俺に向けた同じ表情をキャットに向けて言った。
『そんな事は初めから知っている。だから、破壊するのさ…。そうすれば、永遠に誰のモノでも無くなるからな。』
『ジョナサン…。』
キャットは銃を下ろして黙った。
その時、シュンと音を立てて扉が開いた。