gardenquartz 小さな楽園
碧子は後ろを振り向き扉を見てジョナサンに言った。
『扉をロックしたわね?』
ジョナサンは笑みを浮かべながら答えた。
『あぁ。その通りだよ。ディーンと碧子の両者が揃ったからね。
私の欲しいモノが全て揃った。』
ディーンはガラスの筒を叩きながらジョナサンに言い放った。
『ジョナサン。確かにここには俺や碧子が居る。でもな、心まではお前のモノには永遠にならないんだ!それが分からないのか?』
ジョナサンはモニターの前をゆっくり行き来しながら答えた。
『私はね、ディーン。心なんてどうでも良いんだよ。存在があれば良いんだ。
だが、それすら自分のモノにならないなら、他人の手に渡る位なら自分の手で破壊するまでさ…。
そうすれば、永遠に誰かの手に渡ることは無いのだから。
私はこれまでそうして来た。そして、これからもそうして行くつもりなんだよ。
ディーン、君には理解できないだろうね。』
ディーンは哀れみの眼差しで、ジョナサンを見ていた。
キャット、碧子もディーンと同じ眼差しをジョナサンに向けた…。
俺や和樹。アルフレッドはジョナサンの話を聞いては居なかった。
何とかジョナサンをあの忌々しい防弾ガラスから誘き寄せる手立てを考えていた。
ジョナサンは碧子を見つめながら、優しく言った。
『君はどんな時も美しい。怪我で瀕死の今でさえ、美しいと思うよ。
僕の所へおいで…。』
ジョナサンは手を碧子に向けて差し出した。
『扉をロックしたわね?』
ジョナサンは笑みを浮かべながら答えた。
『あぁ。その通りだよ。ディーンと碧子の両者が揃ったからね。
私の欲しいモノが全て揃った。』
ディーンはガラスの筒を叩きながらジョナサンに言い放った。
『ジョナサン。確かにここには俺や碧子が居る。でもな、心まではお前のモノには永遠にならないんだ!それが分からないのか?』
ジョナサンはモニターの前をゆっくり行き来しながら答えた。
『私はね、ディーン。心なんてどうでも良いんだよ。存在があれば良いんだ。
だが、それすら自分のモノにならないなら、他人の手に渡る位なら自分の手で破壊するまでさ…。
そうすれば、永遠に誰かの手に渡ることは無いのだから。
私はこれまでそうして来た。そして、これからもそうして行くつもりなんだよ。
ディーン、君には理解できないだろうね。』
ディーンは哀れみの眼差しで、ジョナサンを見ていた。
キャット、碧子もディーンと同じ眼差しをジョナサンに向けた…。
俺や和樹。アルフレッドはジョナサンの話を聞いては居なかった。
何とかジョナサンをあの忌々しい防弾ガラスから誘き寄せる手立てを考えていた。
ジョナサンは碧子を見つめながら、優しく言った。
『君はどんな時も美しい。怪我で瀕死の今でさえ、美しいと思うよ。
僕の所へおいで…。』
ジョナサンは手を碧子に向けて差し出した。