gardenquartz 小さな楽園
『Yo estaba cansado de esperar. Yo estaba aburriendo gracias.』
(俺は待ちくたびれた。おかげで退屈だった。)

男は碧さんにそう言うと、両手を広げた。
碧さんは男の側に行き、ハグをした。
俺は胸がズキリと痛くなった。


『Lo siento.』
(ごめんなさい。)

碧さんが男に笑顔で言った。


男は碧さんから離れて俺達を見た。
キャット、俺、修利。
上から下まで、片目でジックリ見られて、俺は居心地悪かった。


碧さんは今度は日本語で男に話しかけた。

『どう?彼等が私のチーム。』

男は碧さんに向き直ると流暢な日本語で答えた。
『オチビちゃん。今回は気合い入っているな。』

碧さんは笑って答えた。

『今回は絶対パーフェクトでゲームをクリアしたいのよ。おそらく今回の最高ゲームポイントの的は私になるから、ディーンの力が必要なのよ。』


男はニヤリと笑い、言った。

『Bueno.』
(オッケー。)

そう言うと、再びテントの奧に入っていった。

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