gardenquartz 小さな楽園
嵐の前の静けさ
ステージはテントの集まった場所から少し奧に進んだ場所にデカク存在していた。
まるで、どっかのライヴ会場さながらの立派な造りだった。
ステージ横にはこれまた、デカイスピーカーからトランスミュージックが流れていて、人々のテンションを上げている。
ステージ前の広場には半分位が埋まっていた。
その会場をぐるりと取り囲む様に警棒を持ったSPみたいな奴等が立っていた。
回りの奴等もいかにもって感じの奴等が各々のチームごとにカタマって、作戦なのか、今回の最高ゲームポイントの人物の予想が誰なのかを話し込んでいた。
俺達の後ろからも人が続々集まってきた。
丁度サンドウィッチみたいな感じで広場のほぼ真ん中に立った。
辺りが薄暗くなる頃、会場を照らす様にライトが点いた。
すると、突然音楽が止まった。
集まった奴等は一斉にステージに目線を合わせた。
ステージ脇から真っ赤なスパンコールのドレスを着た女と黒のタキシードを着た男が現れた。
二人がステージ中央まで来て立ち止まると、歓声が上がった。
女の方がマイクで話始めた。
『お集まりの皆様、ゲーム参加、誠に有り難う御座います。存分にゲームを楽しんで下さい。』
その声に更に歓声が上がった。
俺達はその歓声とは無縁で無言でステージを睨んでいた。
ステージの上の女は歓声に満足した様に笑顔でマイクから離れ、変わりにタキシードの男が口を開いた。
『では、今回の最高ゲームポイント人物の発表を行います。』
歓声は一気に静まり返った。
タキシードの男は体をステージの後ろに向けて、片手を後ろのバカデカイスクリーンに向けた。
碧さんの予想通り、ソコには碧さんの顔が現れた。
会場中がドヨメキと歓声、野卑な言葉が飛び交った。
急にライトの1つが碧さんを照らした!
碧さんの回りが一斉に人が居なくなり俺達の回りがポッカリ穴が開いたみたいになった。
碧さんはステージ上の自分の顔を睨んでいた。
俺達も一歩も動かず、オタツク事もなく堂々と立っていた。
タキシードの男が再び口を開いた。
『今回の最高ゲームポイント人物を仕留めたチームには、その時点で優勝となります。』
回りの視線が更にギラギラと碧さんを値踏みするかの様に集まった。
碧さんがゆっくりステージに向かった。
人垣が割れた。
俺達も碧さんの後についてステージに向かった。
まるで、どっかのライヴ会場さながらの立派な造りだった。
ステージ横にはこれまた、デカイスピーカーからトランスミュージックが流れていて、人々のテンションを上げている。
ステージ前の広場には半分位が埋まっていた。
その会場をぐるりと取り囲む様に警棒を持ったSPみたいな奴等が立っていた。
回りの奴等もいかにもって感じの奴等が各々のチームごとにカタマって、作戦なのか、今回の最高ゲームポイントの人物の予想が誰なのかを話し込んでいた。
俺達の後ろからも人が続々集まってきた。
丁度サンドウィッチみたいな感じで広場のほぼ真ん中に立った。
辺りが薄暗くなる頃、会場を照らす様にライトが点いた。
すると、突然音楽が止まった。
集まった奴等は一斉にステージに目線を合わせた。
ステージ脇から真っ赤なスパンコールのドレスを着た女と黒のタキシードを着た男が現れた。
二人がステージ中央まで来て立ち止まると、歓声が上がった。
女の方がマイクで話始めた。
『お集まりの皆様、ゲーム参加、誠に有り難う御座います。存分にゲームを楽しんで下さい。』
その声に更に歓声が上がった。
俺達はその歓声とは無縁で無言でステージを睨んでいた。
ステージの上の女は歓声に満足した様に笑顔でマイクから離れ、変わりにタキシードの男が口を開いた。
『では、今回の最高ゲームポイント人物の発表を行います。』
歓声は一気に静まり返った。
タキシードの男は体をステージの後ろに向けて、片手を後ろのバカデカイスクリーンに向けた。
碧さんの予想通り、ソコには碧さんの顔が現れた。
会場中がドヨメキと歓声、野卑な言葉が飛び交った。
急にライトの1つが碧さんを照らした!
碧さんの回りが一斉に人が居なくなり俺達の回りがポッカリ穴が開いたみたいになった。
碧さんはステージ上の自分の顔を睨んでいた。
俺達も一歩も動かず、オタツク事もなく堂々と立っていた。
タキシードの男が再び口を開いた。
『今回の最高ゲームポイント人物を仕留めたチームには、その時点で優勝となります。』
回りの視線が更にギラギラと碧さんを値踏みするかの様に集まった。
碧さんがゆっくりステージに向かった。
人垣が割れた。
俺達も碧さんの後についてステージに向かった。