gardenquartz 小さな楽園
キャット達は順調に川の河口まで進み、そこで、あの喧しい放送の音を聞いた。
2人は大きな岩影に隠れて放送を聞くことにした。
次々と死亡宣告チームの名前が発表されてゆく。
碧木の名前は無い。
トップは断トツの点数で碧木チームだった。
キャットは碧木達がヤられていない事に安心した。
Twinsの名前は最後に発表された。
点数は零…。
キャットは眉間にシワを寄せた。
奴等は点数なんかどうでも良いから、殺してしまい、点数は零なんだ…。
残ったチームも一桁になっていた。
放送が終わり。
キャットはSP達の会話を聞いていた。
もっぱら話の主役は碧木の事だが、Twinsの後始末のボヤきも多数聞かれた。
奴等も後から参加したにも関わらず、もし、点数がつけられていたら、自分達とそんなに変わらない点数を稼いでいたらしい。
キャットは密かにTwinsに強い興味を抱いていた。
万が一碧木とTwinsが出会ったら、どちらが勝つのだろう?
修利は、キャットの横顔をジッと見ていた。
あの手の顔をする女の頭の中は大抵ヤバイことを仕出かす顔だ。
キャットは恐らくTwinsか碧さんの事を考えているに違いない。
首から下げていた、ディーンから渡された銀の弾丸を指で弄りながら、修利はこの事をどう和樹に伝えるか、考えていた。
『さぁ。修利。行くわよ。』
キャットの顔から不審な色が消えていた。
『OK…。』
修利は腰を上げてキャットの後に続いた。
大きな岩影の修利が座っていた所に
【ADC】 と石で刻んだ文字が白く残っていた。
修利は祈った。
どうか、和樹が気付く様にと……。
2人は砂浜と森の境目を右回りで進んでいった。
2人は大きな岩影に隠れて放送を聞くことにした。
次々と死亡宣告チームの名前が発表されてゆく。
碧木の名前は無い。
トップは断トツの点数で碧木チームだった。
キャットは碧木達がヤられていない事に安心した。
Twinsの名前は最後に発表された。
点数は零…。
キャットは眉間にシワを寄せた。
奴等は点数なんかどうでも良いから、殺してしまい、点数は零なんだ…。
残ったチームも一桁になっていた。
放送が終わり。
キャットはSP達の会話を聞いていた。
もっぱら話の主役は碧木の事だが、Twinsの後始末のボヤきも多数聞かれた。
奴等も後から参加したにも関わらず、もし、点数がつけられていたら、自分達とそんなに変わらない点数を稼いでいたらしい。
キャットは密かにTwinsに強い興味を抱いていた。
万が一碧木とTwinsが出会ったら、どちらが勝つのだろう?
修利は、キャットの横顔をジッと見ていた。
あの手の顔をする女の頭の中は大抵ヤバイことを仕出かす顔だ。
キャットは恐らくTwinsか碧さんの事を考えているに違いない。
首から下げていた、ディーンから渡された銀の弾丸を指で弄りながら、修利はこの事をどう和樹に伝えるか、考えていた。
『さぁ。修利。行くわよ。』
キャットの顔から不審な色が消えていた。
『OK…。』
修利は腰を上げてキャットの後に続いた。
大きな岩影の修利が座っていた所に
【ADC】 と石で刻んだ文字が白く残っていた。
修利は祈った。
どうか、和樹が気付く様にと……。
2人は砂浜と森の境目を右回りで進んでいった。