gardenquartz 小さな楽園
二人は施設時代の仲間で、よく3人で連んでいた。
3人は出生も同じらしい。
今回このゲームに碧木が参加すると聞いて、会いたくてキャットに頼み込んで別のチームとして参加した。
そして、無事に再会した。


予想外だったのはTwinsも参加していたことだったらしい。


Twinsの話をした時二人はゾクッとするような目で口汚く罵りながら言った。


『初めは、碧木がどんな人物か知りたかっただけで、参加したんだけど、
Twinsがノコノコ出てきたんで、予定変更でTwinsを追っていたの。
ここに来れば、キャット達に会えると思ったから、ここで待ってたのよ。』


『Twinsを知ってるの?』
修利は二人に聞いた。



ジェシーが答えた。
『えぇ。とてもよく知っているわ。
ある意味因縁の関係よ。
奴等を野放しにはしておけない。
姿を消していたんで、私達は行方を追っていたの。
運良くこのゲームに参加したお陰で見つけられてラッキーだったわ。』


ベラがキャットに聞いた。
『キャット。碧木はどんな人なの?』

キャットは嬉しそうに二人に言った。

『想像していたより、もっと深い優しさと悲しみを持った人だった。そして、噂以上に私達より出来る人よ。』


ジェシーとベラは羨ましそうにキャットを見ていった。
『あ~あ。何でアンタが先なのよ。私達も早く会ってみたい。』


修利は3人の会話を見ながら考えていた。






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