この探偵厄介すぎて困ってます!

畑山さんいい人なんだろうけど、話が途中でそれてこっちとしてはものすごく困るんだよねー


はぁ、肩こったー


肩をとんとん叩きながら、今までいた部屋から別の部屋へ向かう。


「ハルキさーん。あれ、どこに行ったんだろう」


いつもなら座っているはずの椅子にハルキさんがいない。


その後ろの窓に大きく書かれた探偵事務所の名前がとても見やすくなっている。


「ハルキさーん!出てきてくださーい」


机の下に叫んでみた。


「そんなとこにいるわけがないだろう、この僕が」


「あれ、ハルキさん。もうっどこにいたんですか!」


「うーん、この香りは‥‥」


「無視しないでください!」


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