俺様王子の恋愛事情*
わ…わた…私の…貴重なファーストキスをぉぉお!!!!!
この男はすんなり奪っていった
「ファーストキスは…私の…メガネ王子にしてもらう予定だったのに…」
「お前さ…心の声が丸聞こえだぞ。しかもなんだよメガネ王子って」
私が小学1年の頃…お隣の家にメガネ王子と呼ばれる男の子がいた
それはまるで絵本に出てくる王子様のようにかっこよくて紳士的で
そんな彼に私は日に日に心惹かれていた
それなのに…私がちょうど小学4年生になる頃
彼は親の仕事の関係で引っ越すことになってしまったのであった