掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
は…?
「だーかーらー♪ねえ、どっか行こ…」
「いい加減にしろ。オレは今から凛ちゃんとデートだって言っただろうが」
あまりにも空気が読めてない桐島に、普段はあまりキレないのに…っていうか、凛ちゃんの前でキレてるとこ、見られたくないのにキレてしまった。
「…り、陸っ?!」
「凛ちゃん、行こう」
「あ、はいっ!!」
一人呆然としてる桐島を置いて、凛ちゃんの腕を掴んで歩き出した。