掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~


「あー、もう可愛い!!どれ買おっかなー…?」


「あ、あの凛ちゃん…?」


「このぬいぐるみも可愛いし、キーホルダーもいいし、あ、でもこの懐中時計のネックレスも可愛い~…!!」


「えっと…凛ちゃん…?」


すっかり黒猫に夢中な凛ちゃんは、オレが声を掛けても全く気づかない。


「りーんちゃんっ?!」


「あっ、先輩。いたんですか?」


やっぱり、気づいてなかったんだ…


「…うん。」


「ごめんなさいっ、黒猫が可愛くって周りのこと考えてなくて…」










< 116 / 249 >

この作品をシェア

pagetop