掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
第3章
甘々な先輩と、厳しい現実。その3
[凛サイド]
「りーんちゃんっ♪お待たせー」
少し、お店の外のベンチで待っていると、ご機嫌な先輩がお店から出てきた。
「はい、どーぞ?」
「ありがとうございます」
先輩から、綺麗にラッピングされた袋を受け取る。
「…あっ、リボンに黒猫が…っ!!」
「うん。凛ちゃん、喜んでくれるかな?と思って」
「嬉しいですっ、ありがとうございますっ!!」