掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~


ードクン…、ドクン…


「…っ///」


どうしよう…顔が、おでこが、すごく熱い…。


「…りんちゃん?本当に、大丈夫…?」

「ぁ…はぃ。大丈夫、です…///」


先輩に心配かけたくなくて、必死で顔の熱を冷まそうとするけど、なかなか熱は引いてくれない…。


「本当に?どっかでちょっと、休もうか?」


「あ、あの…はい。お願いします」


恥ずかしくてうつむいてしまったあたしの手を、先輩は何も言わずにそっと、包んでくれた。










< 126 / 249 >

この作品をシェア

pagetop