掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
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ーカランカラン…♪
「いらっしゃいませー」
先輩は、雑貨屋さんの近くにあったオシャレなカフェに連れてきてくれた。
オシャレなだけあって、多くのお客さんで賑わっている。
店員さんに席を案内してもらい席につくと、先輩はすぐにテーブルの向かい側から身を乗り出して、あたしのおでこに手を当てた。
「んー、さっきより良くなったみたいだね。…大丈夫?」
「あ…はい。すいません。迷惑かけて」