掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
「ねぇねぇ、陸くん」
「…はい」
唐揚げを口に運んでいると、やたらとテンションが高めなお母さんに笑顔で尋ねられる。
「…告白したのって、どっちなの?凛?それとも陸くんかしら?」
「ちょ…っ、お母さんっ!!」
何言ってるの?!と、凛ちゃんは驚いてるみたい。
「…オレです。」
「あら、そうなの?てっきり凛からだと思ってたわー」
「いえ、オレのほうが凛ちゃんのこと溺愛してますから」
まっすぐにお母さんを見ながら言うと。