掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
休憩の度に、死んだように机に突っ伏しては一樹にぶつぶつ言われてる。
「…二人って、別れたわけじゃねえんだよな?」
「…ん。ちょっと距離、置きたいって」
「でも、いつお前んとこに戻ってくるとか言われてないんだろ?」
「…そう、だけど…」
「だったら別れたのと同じじゃねぇ?」
「そ、んなことはないはず…」
だけど、凛ちゃんがオレのもとに戻ってくるっていう確信は無くて。
ただ、凛ちゃんの言葉を信じて待ってることしかできない。