掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
お手柔らかに、お願いします。
[凛サイド]
ーそれから、あっという間に数日が経ち。
「りーんちゃんっ!!」
今日も、まだあたしのクラスのSHRは終わっていないのに、先輩は廊下で、満面の笑みでブンブン手を振っている。
「…えー、今日も八神の彼氏が八神を待ってるみたいなので、終わります。以上!」
もうすでに日常となった先生のそんな声と共に、SHRが終わる。
そして、先生が教室を出て行くと同時に先輩があたしのもとにやってくる。