掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~
「してない、ですね…」
「そうなんだ…」
あからさまに肩をガクッと落として、がっかりする先輩。
「あ、でも私、先輩が好きじゃないから嫉妬してないってわけじゃないですから!私、先輩のこと、好き、ですよ…?///」
勢いで言ってしまったけど、やっぱり恥ずかしくて俯いてしまう。
「凛ちゃん…顔、上げて?」
ゆっくりと、顔を上げる。
ーと。
「オレも、好きだよ…」
ーちゅ…っ
甘い唇が降ってきた。