大切な親友ちゃん
私の面接当日

面接は個人だったから

20分程度で終わった

来週はあなたの入試ね

私は面接を終わらせて

あなたの家に走った

少しインターホンを押すのをためらった

だって今あなたは勉強をしている

でも今しかない

だから思い切ってインターホンを押した

そしたらあなたは自分の部屋から

顔を出して笑顔を私に向けた

そして20秒とたたない内に

玄関におりてきた

どうしたの?

あなたは少し首を左に傾けながら

聞いてきた

私はさっき貰ってきた書類を

入れている鞄からある物を

綺麗に入れてある袋を取り出した

あげる…

私はぶっきらぼうに言った

そしたらあなたは

なにこれ?

と言いながら私から受け取った

袋を開けていく

そしてあなたはどんどん涙ぐんで

私に抱きついてきた

君は私を泣かせるのが得意なんだね

とあなたは笑顔で言って

私にお礼を言った
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